Xen Server 5.0 第1回(仮想化について)
先日無償公開になったXenServer の機能がとてもすばらしく VMware の Esxiと比較しても比較にならない機能が備わっています。
また、Xen の技術はAmazon の EC2 でも採用され、技術的にも認められている技術になります。
そこで早速インストールを行いました。
まず、仮想環境についておさらいですが、
インフラ関連のテストや実験を行いたい場合(たとえば冗長化など)、複数のサーバを用意しなくてはなりません。
ちょっとした実験などなのでわざわざ購入したくもありません。また、Window 上でVMwareやVirtualBox などでも問題ないのですが、
Windows に負荷が掛かるのと電源を入れ直すたびにいちいち起動しなくてはなりません。
そこで、Linux サーバにXen、VMware をインストールすることで仮想環境を実現することができます。
また、XenServer を使用することで仮想専用環境を構築し、リモートからコントロールすることができます。
仮想化について簡単にまとめると
- windows 上での仮想化 (VMware 、VirtualBox 、 Virtual PC)
- お手軽に仮想環境を実現できる。
- サーバとして常時起動しない方はこの方法がベストだと思います。
- 作業環境に負荷が掛かる。CPU、ハードディスクなど。
- Windows を再起動するたびに Vm も立ち上げなくてはならない。
- サーバを用意してLinux で仮想化
- 専用にハードが必要。
- 電気代が掛かる。
- CentOS や Fedora 環境にXen、VMware をインストールして仮想環境を構築
- まずCentOS などのOSをインストール後にXenをインストール
- 仮想環境のインストールはCUIで行う
- XenServer、Esxi(VMware) を使用し、仮想専用サーバを構築する。同じく専用サーバを用意。
- 専用にハードが必要。
- 電気代が掛かる。
- 仮想環境専用のOSなので仮想環境に最適化されている。
- Windows よりXenCenter を使用してGUIによるコントロールを行うことができます。
本格的に使用したいと思っている方はサーバ専用にハードを用意した方が良いと思います。
今回は、専用に使用していないマシンがあったのでそこにインストールすることにしました。
また、特に問題がなければ本格てきにも使用したいと思っています。
第2回へつづく