はじめに
■ 内容
Unity を利用してアプリを作成してストアで公開したい方は多くいらっしゃると思いますが、
初心者の方がリリースするまでにどのような知識があればリリースまでたどり着けるのかに困っている方を多く見ましたのでまとめてみました。
上から順番に知識を身に付けることでリリースまで出来るようになります。
この記事では概要の紹介となりますので詳しい知識は他のサイトや本で学び知識を身につけて下さい。
ここではアプリを作成するまでに大きく何を順番に学べば良いかの道しるべだと思って頂ければと思っております。
まだ私もUnityで大作は作成でませんが、できるようになるまでに必要だなと思った知識を経験から書き出しましたので、
参考にして頂ければと思います。
■ 学ぶことの概要を簡単に上げると
・Unityプロジェクトでの作成
・Androidプロジェクト作成
・iOSプロジェクト作成
となります。また他のハード用のプロジェクトを作成することも可能ですので興味のある方は挑戦しましょう。
■ 事前に必要なハード
- Unity開発
・Mac または Windows
・実行はブラウザまたはバイナリによる実行が可能です。
- Android開発
・Mac または Windows
・端末デバックする場合はAndroid端末
- iOS開発
・Mac
・端末デバックする場合はiPhone等のiOS端末
■ 本格的にゲーム作成する場合必要な知識や素材
ちなみに上記をマスターした後に本格的にゲーム作成する場合は、
・ゲームアイディア
・動作の為のアルゴリズム
・素材(画像、音)
が必要になります。またストアでリリースする場合はアイコン等の素材は必須です。
■ 根気
といろいろと書きましたが、一番はまずはやってみることが大切です。
みんな最初はこの苦労を超えて作成できるようになっていますので頑張りましょう。
また、初めてアプリを作成する方はいきなり大作を作るのは大変なので、お試しで本など手順を参考に作成し少し改造する
やり方が良いでしょう。慣れてきたら簡単な物を1から作成しましょう。
Unityプロジェクトの作成
■ 覚えること
- GUIの操作方法
あたりまえのことですが、どんなアプリケーションでもそれの操作方法を覚えるのと同じでこれを身につけないと何も始まりません。
- 3Dオブジェクトの構築方法
Unityでは本格的なモデリングはできませんが、モデリングの設置、動き等の設定をします。
本格的なモデリングをおこないたい場合はモデリングソフトを利用をすることになります。
また、もちろん3Dオブジェクトの作成方法やツールの使い方を学ばないと作成することができません。
- 2Dオブジェクトの構築方法
2Dプログラミングを利用する場合はレイヤー等の知識とUnity上で設置、動き等の設定をします。
こちらも2Dオブジェクトを自分で作成したい場合はPhotoShop等での作成方法の知識が必要になります。
- スクリプトプログラミングの知識
設置したオブジェクトなどに対して複雑な条件や動きが必要な場合はそれに対するプログラミングが必要です。
基本的には必要だと思った方が良いでしょう。
- モバイルアプリケーション構築の知識
モバイルアプリケーションを作成するためにモバイルの仕様などの知識が必要です。
例えばタップされた時のどうさ、様々な端末の画面サイズに対応するなど。
また、その他広告を設置するとかランキングモジュールを設置するなどの場合は
それ固有の仕様や導入の知識が必要です。
■ まずはUnityでアプリを作成できないと何も始まらないので簡単なアプリで良いと思いますのでUnityでアプリを作成できるようになりましょう。
- 本を読む4冊位読めば少なくとも操作、開発の知識が身につくと思います。
1冊だと途中で嫌になったり理解できず投げ出したりするので、4冊位読まないと理解できないと思って実践しましょう。
- Webで学ぶ
解らないことはどんどん検索して1つずつ覚えましょう。小さなことでもハマる時はハマりますので根気よく調査しましょう。
また場合によっては代替案で解決することも多くありますので詰まった場合は代替案とかちょっと置いておいて違う部分を作成するのがよいでしょう。ハマる時は数日解決しないこともよくあります。
■ 本やWebを真似て作成するこで操作方法を学びましょう。
■ Unity でアプリを作成できるようになったら、AndroidやiOSで動作する手順を学びましょう。
Unity で作成したアプリは PC用でしたらほぼそれ以上の知識は必要ありませんが、
恐らく皆様はAndroidやiOS上で動かしたいと思いますので、その方は以下の知識も身につけて下さい。
■ iOS、Android プロジェクトを作成する前に
iOS アプリの場合審査がありあまり単純なアプリだとリジェクトされてしまいますので、
Android を先に試みることをお勧めします。ただあまりに単純で無用なアプリな場合、
ダウンロード数は期待しない方が良いでしょう。
Androidプロジェクト作成
■ 覚えること
- Eclipseの知識
Eclipse Android 環境構築方法
Eclipse で Androidを開発するための環境構築方法
ADT のダウンロード、SDK設定方法 など
(Macの場合は環境構築されたものをGoogleからダウンロードできますのでそのまま利用することができます。)
インポート
作成したプロジェクトをEclipseへインポートしてSDKのバージョン等を設定
また、場合によってはManifestの修正
実機でのデバック方法
インストール方法
ログの参照方法
必要に応じてADBコマンドの操作方法
コマンドラインになりますので利用したことががない場合はコマンドの操作方法の知識が必要になります。
- APK作成の知識
署名の知識
- Google Console の知識
アカウントの作成
登録料に約3000円前後かかります。為替変動があったと思います。
グーグルのアカウントがない場合は作成しましょう。
アプリの登録と公開
登録時に必要な文章や素材
Androidの場合、Unityから直接APKを作成する方法もありますが、
一度プロジェクトを作成した方が問題が発生した場合、直接修正することで問題解決が楽なのでプロジェクトを
作成する方をお勧めします。ただ、覚えることが多いので苦痛な方は
直接APKを出力する方法でも問題ありません。
私の場合は最初APKを直接出力する方法を試みましたが、多くのことのにつまずきうまくいかず
結局プロジェクトを作成する方法で現在も作成しています。
iOSプロジェクト作成
■ 大前提として開発はMacでしかできませんのでハードがない場合は購入しましょう。
■ 覚えること
- xCodeの知識
ダウンロードとインストール
実機でのデバック方法
実機デバック端末の設定など
場合によってはライブラリのインポート
コードの修正が必要
- itunes developper center の知識
アカウントの作成
年間登録料、約10000円前後が必要になります。為替変動があります。
またアップルのアカウントがない方は登録も必要です。
(普段利用しているApple ID で問題ありません。)
証明書の作成
デバイスの登録
- itunes console の知識
アプリの登録と公開
登録時に必要な文章や素材
- 審査の知識
アップロードの知識
アップロード時は意外といろいろなエラーが発生することがあります。
リジェクトされないための知識
アップルの審査ありますのでどのようなアプリがリジェクトされるのかを
よく調べておきましょう。
最後に
いろいろと多くのことを書いたので大変そうですが、根気よく1つずつ覚えれば最後は必ず作成できるようになります。
現在作成している方はみんなこれを覚えて、作成できるようになっていますので皆さんも学べばできるようになりますので
がんばりましょう。