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【WordPress】技術者が10年運用で選んだ環境

最初に結論を言ってしまうと、現在はエックスサーバーの「wpX」を利用しとてもオススメできます。

歴史と経験はどうでも良い方は読み飛ばした「wpX」の項目から読むと良いでしょう。


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今回は10年の経験を簡単に振り返り、その後「wpX」を利用した経験からのメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。

自宅サーバー

約10年ほど前、始めてWordPres をインストール、運営を開始しました。

当時、始めたきっかけはブログがやりたかった訳ではなく実は自宅サーバーを運用することでした。

目的は自宅サーバーだったのであまりレイテンシーによるSEOなどは特に考えずおまけで運用していたので、SEOやユーザビリティを考えるとあまりよくなかったと思います。

当時の経験から自宅サーバー運用のメリット、デメリットを書き出すと。

メリット

  • 初期コストは掛かるが少々ハイスペックなPCを用意することでサーバーをレンタルするより性能を使えた。(当時はWordPress専用のASPはなく、レンタルサーバーの月々のコストも結構高かった。月に1万円とかです。安いプランもありましたが共有サーバーでスペックは良くなかった。)
  • Apacheのログなどサーバーの設定を自由に変更、利用することができるため自由度が高かった。(当時はまだまだAnalyticsだけでは十分でなかった。)
  • 基本的にPCの値段、グローバルIP利用料(月1000円位)だけで月々のコストは大幅に抑えられる。(昔は今ほどレンタルサーバーは安くなかった。)

デメリット

  • グローバルIPが基本的に必要。
  • 商用回線ではないためユーザーがアクセス時のレスポンスが遅い。
  • Web、DBサーバーを冗長化していないためたまにダウンすることがあった。
  • 冗長化するためにはサーバーが複数台必要なため、初期コストが掛かる。そこまではお金は使えなかった。
  • 警報は仕掛けていたが外出時にPCを持ち歩いていないため家に帰るまで対応ができなかった。外からのSSHはできるようにしてましたので持ってる時は対応しました。ただしハード的な問題、完全にハングアップした場合は対応は不可能でした。
  • 電気代が掛かる。
  • サーバーのメンテナンスが必要。

つまり

簡単に書いてしまいましたが、当時のメリットはコストと自宅サーバーを運用できる。ことぐらいでした。

現在は自宅サーバーを運用したいと思う方以外自宅サーバーで運用するメリットはまったくありません。ぜひレンタルサーバーを利用しましょう。

AWS

数年経ったある日のこと引っ越しすることになりました。

もちろん引っ越しで荷物を片付けて、引越し先で展開するまでは完全に閉鎖に追い込まれます。

これを機会に当時AWSのマイクロインスタンスが1年間無料で使えるキャンペーンをおこなっていたためそちらに引っ越すことにしました。

当時マイクロインスタンスでもWordPress を快適に動かすことのできるAMIを公開しているサイトがありましたのでそれを利用して環境を構築しデータの引っ越しをしました。

感想は正直レスポンス等は特別遅くはなかったのですが恐らくそんなにPV数のないサイトであったためだと思います。

自宅サーバーと比較すると

メリット

  • ハードウェアの購入、設置、設定、メンテナンスがいらない。
  • アクセス数が上がった時インスタンスを変更するだけでスケールアップができる。
  • グローバルIPは無料で利用できる。
  • 1年無料プランだったのでコストが掛からなかった。有料だった場合、当時の値段はマイクロインスタンスでも月5000位だった気がします。10ヶ月で5万円と考えるとPCを購入して自宅サーバーの方がコスト的にいいなと思った記憶があります。
  • バックボーンが快適。

デメリット

  • 自宅サーバーのPCより性能が悪い。
  • 性能が悪いため他のアプリケーションを入れたり処理をすることはできなかった。記憶ではメモリ不足でApacheのコンパイルすらできませんでした。
  • サービスが終了する可能性がある。

つまり

簡単に書いてしまいましたが、サーバーの性能がそんなに良くない事以外そんなにありませんでした。

※ ちなみに現在は自宅サーバーを運用したいと思う方以外自宅サーバーで運用するメリットはまったくありません。ぜひレンタルサーバーを利用しましょう。

それから1年経つ頃に無料プランが終了するとのことで別サーバーへの引っ越しを考えました。

丁度その頃新しくさくらのクラウドが開始されていましたのでクラウドの勉強がてらそちらへ引っ越ししました。

クラウドからクラウドへの引っ越しなので特別メリットとデメリットはありませんでした。もちろんクラウドとしてのメリット、デメリットはありましたが・・・

しばらくして、気分的にサーバーの運用に興味が薄れOSのアップデート等のメンテナンスがすこし面倒になっていました。

そこでサーバーのメンテナンスのいらないASPへ引っ越すことになったのです。

wpX

本題です。

現在3年半程利用しています。

今のところ特別大きな不満はありません。

ただし人によって求める事が違いますのでメリット、デメリットを上げて解説したいと思います。

メリット

  • ハードのメンテナンスはもちろん、OS、ソフトウェアのメンテナンスがいらない。
  • Web、DBの設定を快適な状態へ設定済み。自分でする必要がない。
  • 管理画面から簡単にWordPressをインストール、設定ができる。
  • プランによっては簡単にスケールアップができる。
  • SSLを無料で簡単に利用できる。管理画面から設定するだけ。
  • 海外から管理画面へのアクセスを遮断などセキュリティ対策済み。自分でする必要がない。
  • 脆弱性等の問題が出た時、先方が対策してくれる。
  • 問題が発生した時にサポートが充実している。すぐに返信が来る。
  • データのバックアップを自動で取得してくれる。

デメリット

  • アクセスログを参照、取得することができない。
  • Web、DBサーバーの調整を自分ですることができない。(したい人は)
  • DBのテーブル名など自由に設定できない。


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つまり

サーバーを運用したいと思う人以外はASPを選択する以外の理由はないと思います。自分は「wpX」以外利用したことがないので他のASPとの比較はできませんが、「wpX」を利用して特別問題は発生していません。

もし気になった場合はさらに書きを読み進めましょう。

プラン

「wpX」にはプランが大きく2つあります。

レンタルサーバーとクラウドになります。

簡単に違いを説明すると

レンタルサーバー

  • 初期費用5000円
  • 月1000円
  • WordPressを10サイト構築できる。

クラウド

  • 初期費用0円
  • 月500円〜
  • WordPress は1つしか構築できない。
  • グレードがあり一番低いプランが500円。
  • アクセスが増えてサーバーが重くなった時にグレードを簡単に挙げられる。

どっちを選ぶか

レンタルサーバーとクラウドのグレードAで処理できるPV数に関してサイトには書いてませんが、ほぼ同等レベルのようです。〜30万PV、瞬間ではありません。

一つのサイトだけを運用して今後もアクセス数を伸ばしたい方はクラウドを選択することをオススメします。

複数のサイトを構築しトータルのアクセス数が多くない方はレンタルサーバーをオススメします。他サイトの経験談では月15万PVで問題なく利用できてるそうです。

少々引っ越しの手間が発生しますが、最初はレンタルサーバーを利用してPV数が増えたらクラウドへ移行するのも良いかなと思います。レンタルサーバーですと10サイトまで構築できますので実験的にサイトを簡単に構築することもできます。ただし初期手数料と月額は少々掛かってしまいます。

確実に1サイトのみの運用方はクラウドを選択しましょう。初期手数料が掛からないのと1番安いプランですと500円から運用できPVが増えた時に簡単にスケールアップができます。レンタルサーバーで1サイトのみの運用ですと損をします。


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