概要
- Apache の ダウンロード
- mod_perl の ダウンロード
- configure
- make と make install
- http.conf の設定
- 起動
Apache の 最新版をダウンロード
http://httpd.apache.org/ にて最新版の Apache をダウンロードします。
(2010/05/04 現在 2.2.15)
今回の最新版は、
http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/httpd/httpd-2.2.15.tar.gz
になります。
http://perl.apache.org/ にて最新版の mod_perl をダウンロードします。
(2010/05/04 現在 2.2.15)
今回の最新版は、
http://perl.apache.org/dist/mod_perl-2.0-current.tar.gz
になります。
ダウンロード先 は /usr/local/src とします。多くの方はこのディレクトリをソース置き場としていることが多いでしょう。
また、インストールには root 権限が必要になります。
今回は、インストールからとりあえず起動するまでを記述します。他の設定に関しては別途説明したいと思います。
ダウンロードと解凍
# su
# cd /usr/local/src
# wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/httpd/httpd-2.2.15.tar.gz
# tar zxvf httpd-2.2.15.tar.gz
# wget http://perl.apache.org/dist/mod_perl-2.0-current.tar.gz
# cd mod_perl-2.0.4
configure (コンパイル前のチェック)
configureのオプションについては、必要なもののみ設定します。
MP_USE_STATIC
static でインストールします
MP_AP_PREFIX
Apache のソースを指定します。 今回は /usr/local/httpd-2.2.15 にしました。
Apache のオプションを MP_AP_CONFIGURE で指定します。
prefix
インストール先のディレクトリ 今回は /usr/local/httpd-2.2.15 にしました。
enable-so
このオプションを指定しておくと後からモジュールをコンパイルなしで組み込むことができます。
(必要のない方はしてしなくても問題ありません)
enable-rewrite
rewriteを有効にします。
(必要のない方はしてしなくても問題ありません。wordpress 等をインストールする方は有効にすることをお勧めします)
# perl Makefile.PL MP_USE_STATIC=1 MP_AP_PREFIX=/usr/local/src/httpd-2.2.15 MP_AP_CONFIGURE=”–prefix=/usr/local/httpd-2.2.15 –enable-so –enable-rewrite”
make と make install (コンパイルとインストール)
# make
# make install
http.conf の設定
初期動作を確認するだけ、イントラネット内のみ動作でしたら特に設定はそのままで起動します。別途詳しく説明します。
# cd /usr/local/httpd-2.2.15/conf
# vi httpd.conf
起動
# /usr/local/httpd-2.2.15/bin/apachectl start
起動の確認 プロセスが立ち上がっているか?
# ps aux | grep httpd
起動の確認 2 ローカルからアクセスは可能?
# wget http://localhost/
# less index.html
起動の確認3 mod_perl が起動しているか?
# tail -f /usr/local/httpd-2.2.15/logs/error_log
Apache/2.2.15 (Unix) mod_perl/2.0.4 Perl/v5.8.9 configured — resuming normal operations
ブラウザでアクセスをしましょう。
http://localhost(または IP アドレス)/
ブラウザで接続できない場合
IPテーブルの設定を確認しましょう。
# /etc/init.d/iptables stop
を行った後に接続できた場合はIPテーブルでアクセスが拒否されています。
下記の1行を追加すればアクセスできます。ただしセキュリティに関しては、全てのアドレスから80 port に
アクセス できるようになってしまいます。状況に応じてIP等を指定すると良いでしょう。
# vi /etc/sysconfig/iptables
-A RH-Firewall-1-INPUT -p 80 -j ACCEPT
以上になります。