apache インストール について Linux版
概要
- apache の ダウンロード
- configure
- make と make install
- http.conf の設定
- 起動
apache の 最新版をダウンロード
http://httpd.apache.org/ にて最新版の apache をダウンロードします。
(2009/01/24 現在 2.2.11)
今回の最新版は、
http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/httpd/httpd-2.2.11.tar.gz
になります。
ダウンロード先 は /usr/local/src とします。多くの方はこのディレクトリをソース置き場としていることが多いでしょう。
また、インストールには root 権限が必要になります。
今回は、インストールからとりあえず起動するまでを記述します。他の設定に関しては別途説明したいと思います。
# su
# cd /usr/local/src
# wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/httpd/httpd-2.2.11.tar.gz
# tar zxvf httpd-2.2.11.tar.gz
# cd httpd-2.2.11/
configure (コンパイル前のチェック)
configureのオプションについては、必要なもののみ設定します。
prefix インストール先のディレクトリ 今回は /usr/local/apache2 にしました。
(特に理由がない限りここで問題ないでしょう)
enable-so このオプションを指定しておくと後からモジュールをコンパイルなしで組み込むことができます。
(必要のない方はしてしなくても問題ありません)
enable-rewrite=shared rewriteを有効にします。
(必要のない方はしてしなくても問題ありません。wordpress 等をインストールする方は有効にすることをお勧めします)
# ./configure –prefix=/usr/local/apache2 –enable-so –enable-rewrite=shared
configure でエラーが発生した場合の多くはコンパイラがインストールされていないことが多いでしょう。
その場合は
# yum install gcc-c++
でコンパイラをインストールしましょう。
make と make install (コンパイルとインストール)
# make
# make install
http.conf の設定
初期動作を確認するだけ、イントラネット内のみ動作でしたら特に設定はそのままで起動します。別途詳しく説明します。
# cd /usr/local/apache2/conf
# vi httpd.conf
起動
# /usr/local/apache2/bin/apachectl start
起動の確認
# ps aux | grep httpd
起動の確認 2
# wget http://localhost/
# less index.html
ブラウザでアクセスをしましょう。
http://localhost(または IP アドレス)/
ブラウザで接続できない場合
IPテーブルの設定を確認しましょう。
# /etc/init.d/iptables stop
を行った後に接続できた場合はIPテーブルでアクセスが拒否されています。
下記の1行を追加すればアクセスできます。ただしセキュリティに関しては、全てのアドレスから80 port に
アクセス できるようになってしまいます。状況に応じてIP等を指定すると良いでしょう。
# vi /etc/sysconfig/iptables
-A RH-Firewall-1-INPUT -p 80 -j ACCEPT
以上になります。