perl のインストール Linux (コンパイルでのインストール方法)
はじめに
ほとんどのディストリビューションにはデフォルトでperl がインストールされていると思いますが、その多くはyum などで管理されているため
yum update などにより最新のバージョンへ更新されてしまいます。yum により更新されることで、perl のバージョンが変わってしまうと
更新によっては既存のサービスがシンタックスエラーにより、サービスが止まってしまいます。
そこて今回は、yum の perl(管理モジュールなどで使用しているperl) とは別にperl(webサービスなどで使用する。) をインストールしたいと思います。
必要なライブラリ
make
gcc
wget
インストールされていない場合はyum等でインストールしておきましょう。
yum install make
yum install gcc
yum install wget
ソースのダウンロード
下記より最新版のソースを取得します。
http://www.perl.com/download.csp
# wget http://www.perl.com/CPAN/src/perl-5.10.0.tar.gz
解凍
# tar zxvf perl-5.10.0.tar.gz
コンパイルとインストール
# cd perl-5.10.0
# ./configure.gnu –prefix=/usr/local/perl
configure のオプションに、prefix を追加してください。ここで追加しないと、yum で管理されているperl を上書きしてしまう可能性があります。
モジュールが足りずエラーが発生した場合、モジュールをインストールして再度実行しましょう。
make と make install
# make
# make test
# make install
インストールの確認
# /usr/local/perl/bin/perl -v
This is perl, v5.10.0 built for x86_64-linux
Copyright 1987-2007, Larry Wall
Perl may be copied only under the terms of either the Artistic License or the
GNU General Public License, which may be found in the Perl 5 source kit.
Complete documentation for Perl, including FAQ lists, should be found on
this system using “man perl” or “perldoc perl”. If you have access to the
Internet, point your browser at http://www.perl.org/, the Perl Home Page.
上記のように表示されればインストールは完了になります。